GUY北大病院へ行く

協会からレントゲンを受け取り、北大を紹介して貰って予約をとり、実際に診察を受けるまで約一か月かかりました。

長引いたのは担当医指定でなおかつ私たちの時間に合わせた為・・・
約15年~20年前、エライ通った北大獣医学部の動物病院。
掛かりつけの先生からは「驚くよ」と言われていましたが、予約の電話の時点でまず驚いた。月から木までしか予約受け付けてない!!!
旦那曰く「なにその超絶ホワイト企業」まあ大学だしな、で予約日に行ったら建物超綺麗。
受付も超綺麗、待合室解放感半端ない、診察室簡素で開放的。動物医療センター・・・なんかいろいろ近代的になってて驚いた。

診察、問診が終わってGuyをレントゲン撮影やその他検査で1,2時間預け、私たちは学内散策へ・・・人間の医療センターもかなり変わったけど動物医療センターも凄い変わった感じ、って当たり前だよね。
15年って赤子が高校入学だもんね。1時間立たないうちにセンターから呼び出しの電話があり急いで戻る。
時間より早かったのは麻酔を掛けずに済んだからでした。血液検査と股関節の写真を取る前後に股関節の緩みのチェックをしたところ、Guyは麻酔をかけて股関節の緩みと可動域を見なくてもいいとの判断があったそうです。

結果から言うとGuyは形成不全と診断はあったとしてもそこまで重篤に考える必要はなく、関節炎になる可能性も今回のレントゲンを見る限り、限りなく低いとの事。
股関節の緩みに関しても正常な値で問題は今のところ見えない。との事でちょっと一安心でした。

ガイくん
とりあえず良かったねガイくん

レントゲンを見ながらかなり細かく説明をして貰い、結構突っ込んだ事も(血統とかJAHDの判定基準と今回の差とかスノゥが幼少期に勧められた骨頭術に関する所見など)色々聞けて納得。
最終的には「重篤な患者さんがたくさんいるのにこんなんで受診してすいませんでした」と・・・ちなみに痩せないので甲状腺機能低下も見て貰ったんですがこちらも異常なし。
痩せないのはやっぱりハイブリットで低燃費なんじゃないか?と言う事で落ち着く。

今回盲導犬協会が股関節・ひじ関節・膝関節のレントゲン判定を依頼しているJAHDは各関節ごとにポイント制を導入し、股関節は9項目を5ポイントずつ得点付をし左右の総計、ポイント獲得が低いと正常。
90点に近いほど異常所見とし、多分個人や協会には各ポイントが記載されていたのではないかと思うのですが、私たちが協会から頂いたのはレントゲン写真とJAHDの判定は総合ポイントのみ記載された用紙でした。
先生は「JAHDの詳しい判定内訳はわからないけれど、大事なのは現時点の状態であり、一年前のレントゲンと比べても進行している様子は見られないのと、私たちとGuyの生活で今のところ注意改善面は見られないのであえて何かするのであればまあ体重を増やさないくらいだね。」
との事でまた何か気になる点があれば来てくださいねと言われて終了。

判定がシビアと聞いてからかなり取り乱した感のわたわた状態でしたが、色々な方たちの助言やお話を聞けた貴重な時間でもありました。
心配して頂いた皆様にも早く結果をお知らせしなければと思いつつも時間が経ってしまったことを深くお詫びします。

4黒近影
4黒近影 ライトがマリィをもうすぐ追い越しそうです

自宅で出来る犬の耳の洗浄方法

サボってた分連日の投稿!

たれ耳さんの受難の季節です、我が家では外耳炎を繰り返しこのままではエレファントイヤーになっちゃうからと注意を受け続けるマリィさん。

たれ耳さんのお手入れ

そんなマリィさんの耳の手入れ方法を・・・

我が家の耳掃除キット:右列電解水 左奥ノルバサンオチック 左手前イヤープロテクター
我が家の耳掃除キット

まず第一に異常があった際は必ず一度は病院へ。
症状に合わせた薬や対処療法は一度診察を受けておけば再発時に病院に行く前に自宅でのケアで酷くならずに済む場合もあります。

ちなみにマリィさんの外耳炎の原因はアレルギー。話がずれるので割愛しますがマリィは草のアレルギーもひどく一部牧草や雑草に触れるとお腹や脇、耳に反応が・・・
で、一時海水治療(完全に民間療法ですので真似しないでください・笑)もやってみたんですが、ここは札幌。綺麗な海まで二時間・・・毎週なんて通ってられず断念。

毎週のお風呂時にノルバッサンオチックを使用して、散歩後はお腹から下部分は水で洗って外耳は電解水を脱脂綿につけて拭いてます。

ノルバサンオチック:洗浄液
ノルバサンオチック:洗浄液

電解水(AP水)ってなんぞやなんですがググってください。最近は食中毒対策で使われています。
我が家では中野道動物病院さんから購入しています。決して宣伝ではございません。なぜなら電解水をネットで買うと高いんです。
この電解水、結構使用用途が広く清潔な瓶に脱脂綿やコットンをいれ電解水で満たすとふき取りに便利な消毒コットンが出来ます。
涙やけを拭いたり傷を拭いたりケツ汁(肛門腺です)搾った後の消毒。スプレーボトルに入れてゲージの消毒や匂い消し、粗相しちゃった後のふき取り&匂い消しなどなど。
ただ間違って飲んでいまうとお腹の善い菌を殺してしまうので誤飲には十分注意して下さい。

ああ、又長くなっちゃった・・・耳掃除ではなく耳に溶剤を垂らして耳垢を溶かしだすタイプの「ZYMOXイヤープロテクター」も使いやすいです。

ZYMOX イヤープロテクター
ZYMOX イヤープロテクター

こちらは初めての使用時は外耳までたっぷり溶剤をいれます。ここまではノルバッサンと同じなのですが(汚れに応じてになりますが)翌日からは一滴から二滴耳孔に垂らしてあげるだけ。
これを2週間継続後は1週間~10日に一度でOKなタイプ。我が家ではスノゥが使用しています。
マリィとガイはアレルギーのせいで外耳だけではなく内耳部分の汚れと腫れが出やすいのでZYMOXで対処出来ず、スノゥは外耳炎も殆どなったこと無くマラセチアも幼少期のみで比較的綺麗な耳、アレルギーもほぼ無いのでたまに垂らして終了。
簡単匂いなし。

最近アレルギーの子が増えています。
獣医さんによっては幼少期のアレルギーは成長期で変ると言う方もいますが、我が家の3黒は克服出来てないみたいです(笑)
ラブラドール4黒

Guyの股関節

Guyの股関節形成不全

先日、盲導犬協会から連絡があり、Guyの股関節画像の所見がS判定でした。と伝えられる。

ガイくん
ガイくん

股関節の写真を撮ったのは2015年の初夏、なぜ今頃?そしてS判定って何?

調べるとSはシビアのS。
形成不全と可動域の判定で一番重篤を意味する。もっとダメじゃん。
てか候補になってたらもっと早く判定でてきちんとしたケアなり予後の事とか協会でも教えてくれたんじゃないの?

なんかもやもや・・・とにかく画像が貰えるのか、病院はどうする?

かかりつけの先生に相談して北大を紹介してもらうことになったがとにかく画像がなければ紹介して貰えない・・・主人に気持ちをぶつけつつ今後の話もしてる真っ最中に今度は小粒(ライト)の脚がおかしい。
引きずる+座るときに腰を下さず後ろ足から持ってくる。この状況で出来ることは協会に電話して状況と医者にかかって良いか確認する事。

電話してみると、たまたま担当の方が手がすいていたらしく状況を見に来て判断する事に。
来た結果は様子見・・・私は自分の考えをこういう場所に書くことをためらう方なんですが、早めの対処によっては彼が股関節異常だった場合、それは軽減されるのではないか?
Guyはともかく(普段の生活時に股関節異常が認められる動作を私は見てなかった・・・そして最初の画像判断時に異常はないと聞いていた)協会は寄付で賄っているので医療費など金銭的にかかるものに対してまずは状態を確認してからとか色々理解はしているつもりです。
でも彼らは盲導犬になる為に生まれてきて、素質云々もだが虚弱や体質なんかももちろん個体差があって、ただ成長過程に少しでも改善の余地があるかもしれないのにただ様子を見て・・・て考えると頭の中がぐるぐる・・・

主人と話し合い、遅いかもしれないけどGuyと小粒に関節の形成不全に効くサプリを飲ませることに。
スノゥには劇的な効果があったけど、その時スノゥは4か月と成長期。
3か月飲ませた時点でのレントゲン撮影では異常なしになる位効果があって、進めてくれた獣医師も驚いてたのを覚えている。
とにかく自分たちで良いと判断したものを試してみようと。

加藤商店のおやつを置かせて頂いているドッグランゆららさんからサプリを紹介してもらったので先ずはそちらを試してみることにしました。バウンシーというサプリで関節のトラブル以外にも効用があるらしい、飲ませてみて経過を見ながら対処していく事にしました。
小粒に関してはこれで少しは改善してくれれば良いのだけど…。

加藤商店4黒
加藤商店4黒

スノゥの憂鬱・再び

以前肥満細胞腫を取ったお話をしましたが、再発もなく来年は一度保険を切るかぁなんて話していたら・・・

左前足のつけ根に違和感。触るともこもこしてる・・・
毛をめくってもスノゥは下毛がわっさりタイプなので見えにくい。なんとかめくるとかろうじて見えたのはうろこ状に盛り上がった?皮膚の一部。
早くに病院に行って診て欲しい私、様子を見てから病院に行こうな主人・・・折り合いは一週間でした。

病院でバリカンをかけて貰って確認すると・・・一瞬うひょってさぶいぼ立つ感じに異形成した皮膚。

先生も「なにこれ?初めて見た」「加藤さん見たことある?」しこりとも違うその異形成の皮膚はぶつぶつや乳頭状が苦手な私はもう剥ぎ取りたい感情と恐怖感でパニック寸前、ホントダメなんですよ・・・
鍾乳洞にいったら全部叩き割りたい衝動に駆られると説明したらわかってくれる人いるかな・・・いないかな・・・

とにかく「すぐ取って下さい」の私の顔つきは多分先生に伝わったのか「3月入ったらすぐ取ろう」と先に言ってくれました。

今回はかなり広範囲に取る事になるので不安もかなりあります。
パピーがくるのでその生活とスノゥの手術後を見なければならない不安はありますが、とにかく何事もなく無事乗り切れることを前提に・・・スノゥに不安な顔を見せるととてもつらい顔(目線)をするのでなるべく不安にさせないよう頑張ります。

雪の中のラブラドール
雪の中のラブラドール

犬の足型を取ってみた

犬の足型取ってみました

犬の足型
左からガイ・スノゥ・マリィ

ガイくんの1歳の記念に今いる3頭で足型取り。

必要なもの

  • 100均で買った紙粘土1個
  • 型枠になる適当な物

以上です。

作り方

作製途中の画像が一個も無いので文章のみですみません。

まずは紙粘土を型枠に伸ばします。型枠は足型を取るときに押し付けるので横に流れるのを防止するのに使用します。
あとは上から犬の足を押し付けて型取り、乾燥して完成です。お好みで色づけしても楽しいでしょうし、透明ラッカーやニスでツヤを出しても良いかと思います。
素人の工作なので大概適当です(笑)

コツは型取りで犬の足を押し付けるときに上から人の手で押さえつけるんじゃなく、両前足持つ→片足だけ紙粘土の上に置くとやれば片足のみに加重してちょっと強い力で押せます。
小型犬はそれでも押す力が弱いと思うので、先に紙粘土に水を少し加えて練って柔らかくしておくと良いと思いますよ。
ちなみにガイくんが3ヶ月のときに作ったものもあります。

ガイ3ヶ月足型
ガイ3ヶ月足型

掌の大きさと比べるとだいぶ小さかったなー

期間限定飼育ということ

マリィやスノゥの時はこんな事していなかったのですが、ガイくんは「1年でいなくなる」と思うと今を残さないと!という気持ちになってついつい親バカを発揮してしまいます。
現に昨日26日はマリィの誕生日だったのですが、翌日の27日になって思い出す始末・・・。
この先いつでもいるって思うのと期限があるのでは思い入れが違うのだなーとしみじみ。
3ラブ
盲導犬協会に帰るまでの残りの期間をたくさんの幸せで過せるように出来る事をしてあげようと思います。

ラブの思い出:6

ドールさん猫に襲われる

こう書くとトムジェリなんかを思い出しますが、ドールさんの傷はかなり深かったのです。
襲われてすぐに傷口の消毒をして明日にでも病院行こうか、といったその深夜にはドールの左前足は噛みつかれた付け根部分からパンパンに腫れました。
大至急動物病院に電話して受診、朝には傷を切開する手術になりました。そのとき獣医師から言われたのは、猫毒(当時の獣医師にそう説明を受けたのでそのまま記述していますが、正しくは「猫引掻き病」です)と言って外飼いや野良の子は牙や爪部分にかなりの菌が付いているため、その菌がリンパからはいりこのような状態になる事。そして噛まれたり引掻かれた場合、すぐに病院での診察と抗生剤の投与が必須。猫を飼っている人は多少の耐性はあるらしいですが、それでもリンパ近くや粘膜を噛まれたり引っかかれたりすると危ないそうです。

悪化して病院をハシゴ

手術を受け帰宅したドールさん。切開した部分を縫われて当日帰宅・・・2時間後糸が弾けて再手術・・・筋膜部分から下の膿んだ袋部分も切開してるはずなのに表面の皮膚しか縫われていないのは素人目にも解りました。なんかやばくね?と姉と私・・・でセカンドオピニオン(当時は二重診察と言われ人も動物も結構病院からは嫌がられる行為でした)を受けにもう一軒ダルメシアンでお世話になってるかなり遠い病院へそのままGO
最終診察ギリギリでしたが診てくれました。結果前回のボール飲み込みでカルテが残っているから明日一番で大学病院へ、先生の方から朝一番で大学病院の担当医師に電話で今回の件を連絡してくれるとの事。

  • もしかしたら前足は切断になるかもしれない
  • 明日大学病院でも同じ事を言われるかもしれない
  • 菌を調べたが現在出されている抗生物質は効いていない
  • 治療的に今の段階では再手術後他の抗生物質が効くか効かないかで予後の診断が変わること

等の話をして帰宅。ドールさん話している間、熱も高く脱水状態だったため、点滴。
ドール:ラブラドールレトリバー

大学病院での診断と手術

翌日ぐったりしているドールさんを連れて大学へ・・・先生からの連絡が入っていたので受付後すぐに診察。そのまま預かりで手術。
夕方来てもらって入院か帰宅かはっきりするといわれ、最大の懸念だった前足の切断の件は今回の手術後抗生剤が効くか、もしくは効く抗生剤があるかどうかと、傷部分の再切開と洗浄と切り取り・ドレーンを入れ再縫合するので、この場合通常ならば皮膚移植をして縫い付けたいが傷口自体が膿んだ場合再手術になる為今回はやりません、と獣医師の説明を聞きドールを預けて帰宅する事になりました。

今から15年以上前の出来事で当時ネットもありましたが、まだまだ情報が少なく、私達が出来る事と言えば獣医師に言われた通りにするしかなく、最初の手術の失敗の時点で大学病院や他の病院にかかればよかったと後悔する事しか出来ませんでした。
以来、散歩中に猫を見ても絶対に近寄らせないようにしています。

スノゥの憂鬱4

肥満細胞腫をどうするか

スノゥの脂肪細胞種は、色々調べてお互いにどうしたいかを話し合い、このまま経過観察することを選びました。スノゥの細胞種の予後としてこのような事をしたら良いんじゃないか、といわれた事、調べた事をちょっとあげておこうかと思います。

  1. 脂肪細胞種の遺伝子検査を実施し、型を特定、その型にあったステロイド剤の投与、もしくは抗がん剤の投与
  2. 切除場所に放射線治療
  3. 新薬の投与(細胞種に今効き目のある錠剤が出ているがまだ治験段階の為、効果の是非、投薬期間等クリアになってない問題がある)
  4. 切除場所を改めて切開、3cmから5cmの範囲に広げて深さも筋膜まで切除

細胞種のグレードやステージによっても選択は違うかと思いますが、運の良いことにスノゥの細胞種グレードは低く、切除の時点では肥大化も見られず、転移も目視では確認されていない事、獣医師からも経過観察を進められた事。私自身は4の再手術が望ましいのでは?と考えましたが、やはりスノゥにかかる負担を考えると経過観察が良いのかなと・・・経過観察ばっかりですね(笑)

どれを選んでも後悔や不安は残ります、とにかく今出来る事は再発のチェック(身体を満遍なく触り、しこりや異常、触るのを嫌がる場所がないか等)と私達が出来る事をやっていこうかなと思っています。

歯の問題

ここで脂肪細胞種のせいで霞んでしまった問題がひとつ・・・それは歯石をとった際に言われた奥歯がぼろぼろな件・・・

幼少期から喰っとけかじっとけで鹿角と鹿骨が常にどこかかしかに置いてあり、自由にかじれる様にしていたのが悪かったのか、奥歯がひび割れて歯髄が出ている状態と獣医師に言われました。
一応これも酷くなる前に抜くのが良いそうなんですが(教科書どおりの受け答えなら大学病院か歯科がある病院に紹介状を書くからそちらで抜いて貰って欲しい、けど状態が酷く悪い訳じゃないから私達が希望しない限りそこまでしなくいてもいいんじゃないかと私(獣医師)は思う。と言われました)私達はそのまま様子を見る事にしました。

ガイと鹿骨
ガイ鹿骨

一応、主人が今までより歯磨きを小まめにやってくれるという事なので、こちらも経過観察です・・・。
当初お店でも乾燥させた鹿骨を扱おうかと思っていたのですが、色々調べていく内にあまり硬すぎるものを与えておくのも問題があるという事で取り止めたんですよね。

硬いものをガジガジさせる事はストレスの解消にも良いですが、歯が折れる事もあるようですのでお気をつけ下さい。