ドールさん猫に襲われる
こう書くとトムジェリなんかを思い出しますが、ドールさんの傷はかなり深かったのです。
襲われてすぐに傷口の消毒をして明日にでも病院行こうか、といったその深夜にはドールの左前足は噛みつかれた付け根部分からパンパンに腫れました。
大至急動物病院に電話して受診、朝には傷を切開する手術になりました。そのとき獣医師から言われたのは、猫毒(当時の獣医師にそう説明を受けたのでそのまま記述していますが、正しくは「猫引掻き病」です)と言って外飼いや野良の子は牙や爪部分にかなりの菌が付いているため、その菌がリンパからはいりこのような状態になる事。そして噛まれたり引掻かれた場合、すぐに病院での診察と抗生剤の投与が必須。猫を飼っている人は多少の耐性はあるらしいですが、それでもリンパ近くや粘膜を噛まれたり引っかかれたりすると危ないそうです。
悪化して病院をハシゴ
手術を受け帰宅したドールさん。切開した部分を縫われて当日帰宅・・・2時間後糸が弾けて再手術・・・筋膜部分から下の膿んだ袋部分も切開してるはずなのに表面の皮膚しか縫われていないのは素人目にも解りました。なんかやばくね?と姉と私・・・でセカンドオピニオン(当時は二重診察と言われ人も動物も結構病院からは嫌がられる行為でした)を受けにもう一軒ダルメシアンでお世話になってるかなり遠い病院へそのままGO
最終診察ギリギリでしたが診てくれました。結果前回のボール飲み込みでカルテが残っているから明日一番で大学病院へ、先生の方から朝一番で大学病院の担当医師に電話で今回の件を連絡してくれるとの事。
- もしかしたら前足は切断になるかもしれない
- 明日大学病院でも同じ事を言われるかもしれない
- 菌を調べたが現在出されている抗生物質は効いていない
- 治療的に今の段階では再手術後他の抗生物質が効くか効かないかで予後の診断が変わること
等の話をして帰宅。ドールさん話している間、熱も高く脱水状態だったため、点滴。
大学病院での診断と手術
翌日ぐったりしているドールさんを連れて大学へ・・・先生からの連絡が入っていたので受付後すぐに診察。そのまま預かりで手術。
夕方来てもらって入院か帰宅かはっきりするといわれ、最大の懸念だった前足の切断の件は今回の手術後抗生剤が効くか、もしくは効く抗生剤があるかどうかと、傷部分の再切開と洗浄と切り取り・ドレーンを入れ再縫合するので、この場合通常ならば皮膚移植をして縫い付けたいが傷口自体が膿んだ場合再手術になる為今回はやりません、と獣医師の説明を聞きドールを預けて帰宅する事になりました。
今から15年以上前の出来事で当時ネットもありましたが、まだまだ情報が少なく、私達が出来る事と言えば獣医師に言われた通りにするしかなく、最初の手術の失敗の時点で大学病院や他の病院にかかればよかったと後悔する事しか出来ませんでした。
以来、散歩中に猫を見ても絶対に近寄らせないようにしています。