Guyの眼

水晶体亜脱臼と診断を受けキャリアチェンジをする事になったGuy君ですが、今回家庭犬になって初めての検診がありました。

ガイくんカチューシャ
水晶体亜脱臼

以前眼鏡屋にいた私、5年はいたのかな?なので一通り眼の勉強なんぞはしてましたが、勤務してた頃に北海道でも犬の眼科専門病院が出来たりと色々噂や眼科医から話を聞いたりすることはありました。
が、今回初めて眼科専門の病院に行ってきました。通常ですとかかりつけの動物病院からの紹介が一般的です。
私たちは病院に直接予約して、協会から資料を送ってもらう手配をこちらでしてからの受診でした。検査もそうですが機械の発達ってすごいですよね~
レフメーターが手持ち!!のあたりでもうすげえ!!状態(笑)
ノンコン(眼底検査機器)も小型化されてて「わあ~」
私はレフ検査をする時に子供は動くので苦手でしたが、さすが先生と看護師さん、一発!!目が離せないの意味が違う状態で(笑)

私は今回初めて水晶体亜脱臼と言う状態を聞いて調べたのですが、今の状態では経過観察しかない。完全脱臼と言って水晶体が完全に前もしくは後ろに倒れると手術なんですが・・・
この手術も何種類かありこれも調べました。で、協会では以前盲導犬になった子が同じく亜脱臼と言う事で引退したと聞きましたがその子のその後を知りたくても覚えてる方がいらっしゃらず・・・
ただ亜脱臼が必ずしも脱臼につながるとは言い切れない為、ストレスのかかる行為や盲導犬の様なハードな生活に目が付いて行かない場合もあり、事故が起きてからでは遅いので分かった時点で引退もしくはキャリアチェンジ、そして目の病気ですから保険も入れず。動物眼科はやはり機械自体もかなり高額なためなんでしょうね、検査だけなら金額的にもお財布痛いくらいで済みますが、これが通院、手術、予後となった時の金額は・・・
ざっと一度出しましたがきゃー!な金額です。

私たちは最初パピーウォーカーを始める時に「引き取りはしない」と決めていました。実際自宅に来て情が湧いたのもありますが、目の疾患がわかった時点で引き取りを希望しました。
だって障害が出るかもしれない子を引き取ってくれる家庭があるかどうかもわからないし、障害が出た時に最後まできちんと面倒を見てくれない家庭に引き取られる可能性が有ることを考えると「絶対にうちで引き取る!」ってなってしまいました…。
亜脱臼自体も生まれつきなのか、成長によるものなのか、もしくは多頭飼いによる外傷性のものなのか、どれかは全くわかりません。
とりあえず今回の検査では異常がない限り年一の検査を続けることで大丈夫でした。

症状が悪化した場合は眼球の摘出となるので悪化しないよう祈ります。

パピーウォーカーの卒業式

そろそろ我が家のGuy君も協会に帰る日が近づいています。
とても寂しいですが、その他にも色々な感情が渦巻いております(笑)
北海道盲導犬協会ではパピーがキャリアチェンジした場合希望すればパピーウォーカーが引き取ることが可能です。もちろん引き取らずに再びパピーウォーカーをされる方もいらっしゃいます。
私達は何度かパピーウォーカーをして、いずれは繁殖犬を預りたいと考えていました。先住犬が落ち着いて、いずれ介護が必要となった時を考えるとそれが最後の受け入れだろうな~とか漠然と考えていました。
自分たちの年齢的にもやはり若い時とは体力も違い、責任をもって最後まで介護出来るか?と考えた時、主人が50代になったら多分ムリ。
影と犬と

一昔前、犬の寿命は短いという認識が多かったと思います。小型犬で14,5歳大型犬だと10歳で「頑張ってるね」みたいなイメージですかね。食事と医療が大幅に良くなった為、と獣医師等は言いますが、それだけじゃなく家庭での暮らしの向上も大きく貢献してると思うのですよ。

ってあぁ又話が脱線(すいません)Guyは協会に帰り適性検査を受けます。詳しいことはキャリアチェンジが決定したら書けるかと思います。
この子がいなくなるのはとても寂しく辛い事です・・・でもそれはパピーウォーカーをされている方全員経験されてることなんでしょうね・・・

何度見ても涙が出そうになるGuyが来てからの1年の動画を置いておきます。

さて貸出されてるGuyの荷物をまとめなきゃなので、いったん〆ます。尻切れトンボごめんなさい。