ウェブっぽいタイトルをつけてみました。自己満足です(笑)
前回はしつけにあたっての心構えでした。要は犬よりも上になることが大事ですよ。と。
今回はリーダーの席を犬に取られない為にも、子犬の時期に必ず行っておいて欲しい事です。
まずは信頼関係を築く
上下関係の前に信頼がなければあなたの愛犬は問題行動を起こすでしょう。前回「基本はなめられない事」と言っていますが、そのさらに前段階の大事な事です。考えてみてください、一方的なトップダウンで怒られる恐怖に怯えて身をすくませながら勉強や仕事をするよりも、信頼の置ける人に誉めてもらいたい・認めてもらいたいと思って頑張ったほうが成果が出るでしょう?
犬も一緒なのです。
特に私が子犬をしつけるに当たって気をつけている事は以下の3つです。
極力叱らない
問題行動を起こした時にはすぐに気を逸らして褒める行動をとらせる様にしています。たとえば、スリッパを楽しそうに噛んでいます。スリッパを取り上げ、「なんでこれ噛むの!駄目でしょ!」と叱るよりは、噛んでも良いおもちゃを見せて(気を逸らせる)、座らせ(褒める行動)おもちゃを与えます(ご褒美)。
これを繰り返す事で、スリッパを噛むよりも飼い主の所へ行って座っていた方が楽しい事が起きると思ってくれます。これをするようになってからはうちでは過度に「ダメ・NO」を使わなくなりました。
犬の体の色々な場所を触る
まずはこの動画を見てください
まだ6ヶ月くらいのパピーですね。かわいい^^
じゃなくて、子犬のしつけを考えている方はこの動画に沿ってそのまま真似をしてみてください。これだけでずいぶんと変わるはずです。この動画の中で行われている事はホールドスティール・マズルコントロール・タッチングの3つです。後半で犬を横にして体の色々な部分を触っているのがわかると思います。これがタッチングです。この一連の動作で犬は服従する事を覚え、あなたをリーダーと認めてくれるでしょう。
※但し、子犬に限ります。問題行動を起こしている様な成犬に対しては無理に服従させようとすると反撃される恐れがあります。
タッチングによって犬が触られて嫌な所を慣れさせる事で色々と良い状況を作れます。犬が触られて嫌な部位を知っていますか?マズルと呼ばれる口回り・耳・足先・尻尾が嫌な部分です。ここを普段から嫌がらなければ歯磨きもできるし、薬も楽に飲ませられます。爪切りも楽になるでしょう(うちの長女マリィは断固拒否しますが・・・)。まずは気持ちいいと感じる胴体や胸周り・耳の後ろを触りながら少しずつ嫌な部分も慣れさせていきましょう。
指示語の統一
犬に命令を出す時には指示語(コマンド)を使用します。飼い主が複数の場合は指示語の統一をしておきましょう。
例えば、パパ・ママ・子供が一人の家族だったとします。パパは英語でsit・down、ママと子供は日本語ですわれ・ふせと指示語が別々だったら犬は確実に混乱します。最悪どちらの言う事も聞かなくなるでしょう。
また、指示語はなるべくなら短く、日常で使用する言葉とは違うほうが良いです。私の家で使用しているのは、すわれ・ふせ・まて・よし・だめ・こいの6つです。日常で使う言葉と違うという意味では英語を使用する方が良く、実際に英語を使用している人も多くいらっしゃいますが、盲導犬協会の指示語にあわせる為、これらを使用しています。
まとめ
あとは全力でかわいがる事です。何度も言うようですが甘やかすのとは違います。バランスの採れた食事を与え、よく遊び、安心できる寝床を与える事できっとあなたの事を信頼してくれる犬になるはずです。