子犬期にやって欲しい3つの事

ウェブっぽいタイトルをつけてみました。自己満足です(笑)

前回はしつけにあたっての心構えでした。要は犬よりも上になることが大事ですよ。と。

犬のしつけをする時の基本

今回はリーダーの席を犬に取られない為にも、子犬の時期に必ず行っておいて欲しい事です。

ラブラドール4ヵ月

まずは信頼関係を築く

上下関係の前に信頼がなければあなたの愛犬は問題行動を起こすでしょう。前回「基本はなめられない事」と言っていますが、そのさらに前段階の大事な事です。考えてみてください、一方的なトップダウンで怒られる恐怖に怯えて身をすくませながら勉強や仕事をするよりも、信頼の置ける人に誉めてもらいたい・認めてもらいたいと思って頑張ったほうが成果が出るでしょう?

犬も一緒なのです。

 

特に私が子犬をしつけるに当たって気をつけている事は以下の3つです。

極力叱らない

問題行動を起こした時にはすぐに気を逸らして褒める行動をとらせる様にしています。たとえば、スリッパを楽しそうに噛んでいます。スリッパを取り上げ、「なんでこれ噛むの!駄目でしょ!」と叱るよりは、噛んでも良いおもちゃを見せて(気を逸らせる)、座らせ(褒める行動)おもちゃを与えます(ご褒美)。

これを繰り返す事で、スリッパを噛むよりも飼い主の所へ行って座っていた方が楽しい事が起きると思ってくれます。これをするようになってからはうちでは過度に「ダメ・NO」を使わなくなりました。

犬の体の色々な場所を触る

まずはこの動画を見てください

まだ6ヶ月くらいのパピーですね。かわいい^^

じゃなくて、子犬のしつけを考えている方はこの動画に沿ってそのまま真似をしてみてください。これだけでずいぶんと変わるはずです。この動画の中で行われている事はホールドスティール・マズルコントロール・タッチングの3つです。後半で犬を横にして体の色々な部分を触っているのがわかると思います。これがタッチングです。この一連の動作で犬は服従する事を覚え、あなたをリーダーと認めてくれるでしょう。

※但し、子犬に限ります。問題行動を起こしている様な成犬に対しては無理に服従させようとすると反撃される恐れがあります。

タッチングによって犬が触られて嫌な所を慣れさせる事で色々と良い状況を作れます。犬が触られて嫌な部位を知っていますか?マズルと呼ばれる口回り・耳・足先・尻尾が嫌な部分です。ここを普段から嫌がらなければ歯磨きもできるし、薬も楽に飲ませられます。爪切りも楽になるでしょう(うちの長女マリィは断固拒否しますが・・・)。まずは気持ちいいと感じる胴体や胸周り・耳の後ろを触りながら少しずつ嫌な部分も慣れさせていきましょう。

指示語の統一

犬に命令を出す時には指示語(コマンド)を使用します。飼い主が複数の場合は指示語の統一をしておきましょう。

例えば、パパ・ママ・子供が一人の家族だったとします。パパは英語でsit・down、ママと子供は日本語ですわれ・ふせと指示語が別々だったら犬は確実に混乱します。最悪どちらの言う事も聞かなくなるでしょう。

また、指示語はなるべくなら短く、日常で使用する言葉とは違うほうが良いです。私の家で使用しているのは、すわれ・ふせ・まて・よし・だめ・こいの6つです。日常で使う言葉と違うという意味では英語を使用する方が良く、実際に英語を使用している人も多くいらっしゃいますが、盲導犬協会の指示語にあわせる為、これらを使用しています。


まとめ

あとは全力でかわいがる事です。何度も言うようですが甘やかすのとは違います。バランスの採れた食事を与え、よく遊び、安心できる寝床を与える事できっとあなたの事を信頼してくれる犬になるはずです。

影と犬と[adsense]

犬のしつけをする時の基本

犬のしつけに関してえらそうな事をいえる様な立場でもなく、ドッグトレーナーの資格も何も持っていません。でも、現在の3頭と暮らしてきて犬との関わり方のキーポイントくらいはお伝えできるかなと思います。

犬のしつけに大事なこと

絶対に飼い主がリーダーになることです。これが基本中の基本。大前提です。

3ラブ

犬は常に上を狙っている

犬は群れの中で生活する生き物です。飼い犬でもその群れ(家族)の中で常に順位を付け、隙あらば自分が一番になろうとしていると思っておいたほうが良いです。

たいていのしつけが出来ていない犬を見ると溺愛し過ぎてしまって、全てはその犬の意のままになっていて犬が一番で家族がその言うことを聞いているという状況になっているのをよく目にします。

要求にすぐに応えない

溺愛したいのは分かります。だってかわいいですよね?愛犬のためならちょっと値の張るおやつだって、おもちゃだって買ってあげたくなります。

でもちょっと待って下さい。おやつをあげるタイミング・おもちゃで遊んであげるタイミングを考えて下さい。

愛犬がくれって言ったからあげていませんか?遊べって言うから遊んであげていませんか?要求を即座に叶えてあげるのは非常にまずい!

犬にとって見たらその行動は「リーダーの言うことを何でも聞く子分」に見えているはずです。自分に置き換えて考えて下さい。自分より下の人(弟や妹・後輩・部下等)の命令を聞く気になりますか?

主導権を握ろう

愛犬からどんな要求があってもまずは知らない振りをしましょう。そして何でもいいので誉められることをさせて下さい。おすわりでも伏せでも来いでも何でもいいです。

それが出来たらおやつをあげる・遊んであげるというように主導権を握る行動を心がけて下さい。

これはどんな行動にも言えることです。散歩で行きたい方向に行く、ゲージに入れたら吠える、おやつをくれと鼻で鳴く、全部要求なので一度その要求を無視して自分の言うことを聞かせてからそれをしてあげると良いでしょう。

 まとめ

とにかく飼い主がリーダーであること。それがないとその後に行うしつけ・訓練は全て時間の無駄になってしまいます。

そんなに難しいことではないと思います。愛犬からの要求を一度かわして、何かほかの命令を聞かせる。その後でご褒美として愛犬が喜ぶことをする。

たったこれだけです。

ラブラドール:伏せ

次回は服従訓練について書きたいと思います。

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