ロケットストーブを作ってみた

ロケットストーブって?

まずはロケットストーブってなに?というところから
ロケットストーブとは

ロケットストーブは、ドラム缶やレンガ、土などで築く暖房設備で、1980年代にアメリカで発明されました。手づくりできるシンプルな構造にもかかわらず、従来型の薪ストーブと比べて燃焼効率が格段に高く、使う薪の量は、3分の2から2分の1程度。完全燃焼に近いため煙もほとんど発生せず、筒の上部を使って調理もできるというすぐれものです。「ロケットストーブ」という名前は、熱を送りだすヒートライザーと呼ばれる部分がロケットの噴射口に似ているところからついたもの。そのすぐれた熱効率から、「エコストーブ」の名前でも呼ばれています。

出典:ロケットストーブ|くらしの良品研究所

燃焼効率が高い理由は単に薪を燃やすのと違って2次燃焼を行う事で煙が出ないから。
同様に2次燃焼の仕組みを採用したウッドガスストーブもあるけど、調べたら燃料の途中投入が出来ないのでこっちはまたの機会に。

このロケットストーブが上手く行けば排熱を使用して冬場の融雪に使用したり、犬のおやつの炉の補助熱源として使用出来ないかなと考えてます。

作り方

需要は無いかもしれませんし、さんざん他のサイトでPOSTされていますがせっかく作ったのでお付き合い下さい(笑)

用意する物
材料
・ペール缶もしくは一斗缶
・煙突(ストレート、T字、90度エビ曲げ)
・パーライト
・耐火パテ
工具
・金切ハサミ(グラインダーがあると更に便利)
・ペンチ

材料
材料

ペール缶に煙突を通す穴を2箇所開ける。金切ハサミで切り込みを入れて曲げながら。

ペール缶に炊き口用の穴開け
ペール缶に炊き口用の穴開け

フタ穴あけ前の下書き
フタ穴あけ前の下書き

焚き口になるT字とエビ曲げを通してストレートを接続。

煙突組み立て完了
煙突組み立て完了

蓋をする前に断熱材となるパーライトを詰める。1袋半程使用。

パーライトを断熱材として投入
パーライトを断熱材として投入

蓋をして隙間に耐火パテを詰める。

つなぎ目は耐火パテで埋めます
つなぎ目は耐火パテで埋めます

上に出た煙突が長いので切り込みを入れて丸め、五徳の代わりにする。
この工程は完成形によって変わる。
暖房としてなら煙突を延長して表面積を多くすべき。
今回はクッカーとして使用するので簡易五徳にした。高さが合わなかったけどなんとかなるでしょ。

試運転
試運転

早速寸胴にお湯を沸かしてみる!
…けど寸胴の重さで五徳が潰れる笑
こうなると空気の出口に蓋をしてしまって2次燃焼しなくなり、煙がモクモク

しょうがないので火挟を咬ませて空気の通り道を確保。

火箸を挟んで空気の通り道確保
火箸を挟んで空気の通り道確保

不恰好だけどきちんと火も着いたし思ったより煙も少なかった。

その後五徳を設置したけど、20Lの寸胴には小さ過ぎた。強い風が吹いたら倒れるなコレ(笑)
IMG_20160610_140120

記事書いてて思ったけど、作ったの3月くらいだから背景に雪がありますね(笑)
以上、DIY素人がつくるエコストーブでした。

加藤商店’s dogs
加藤商店’s dogs