動物遍歴

生れた時から側に犬や猫がいました。

両親が貰って来たり拾って来たり。
私が小さいころはまだ野良犬野良ネコが至る所にいて、小屋の床下で猫が出産、道端に子犬が捨てられていたり。
と最近では(私の住んでいる地域では)見かけない光景がありました。
拾ってきて母に「戻してらっしゃい!!」と怒られ、泣きながら母と戻しにいったり、母が貰い手を探したり・・・当時大人になったら全部一緒に暮すんだ!!と考えていた時期もありました。

現実問題、以前も書きましたが野望は挫折、結局は何もできない自分がいただけでした。

ペットショップでの販売に反対される方もいらっしゃいます。
昔の話ですが実際ショップから犬を迎えた時に「なぜ譲渡会で貰わない」とお叱りを受けたこともあります。
でも一言だけ反論させてください「じゃあ今ショップにいる子、売れ残った子はどうするの?」

難しい問題です。ブリーダーさんでも個人的に譲渡出来ず、しょうがなくショップに委託される方もいらっしゃると思います。
…と、脱線。

そんな中エキゾチックアニマルが流行りだした時期、私はシマリスとフェレットを自宅に迎えました。両方ともいわゆる「売れ残り」です。
1年以上も狭いゲージであまり世話もされず、人の手は敵な子達でした。

フェレット
フェレット

リス
リス

当時はそれこそネット環境があってもここまで調べればなんでも出てくる箱ではなく、エキゾチック自体流行が先行して飼う方が戸惑うみたいな事が多かったと覚えています。

いい例がアライグマ。
買わなければ仕入れない、その後無理な繁殖も減るのはわかります。
じゃあ今仕入れた子は?飼い方も販売側も解らない、調べるのも難しく動物園や大学の獣医学科に問い合わせたりとみなさん苦労された話を当時は良く聞きました。

あ、また話題がそれちゃった・・・どうまとめよう・・・ずっと犬や猫がいた。

そうそう鳥もいました(笑)当時は知人からは「動物園」と言われていました(笑)放棄されたハムスターもいて、一部屋をエキゾチックとハムの部屋にしていたんですが、たまに犬がくるとフェレが挑んだりと飽きない毎日の光景。
今同じことは出来ないです(体力的にお世話が回らない)でもショップでフェレやネズミをみると「また一緒に暮したいな」と思う自分がいます。

…今年最後の投稿になりそうです。

今年初めてネットショップを開いてたくさんの方に加藤商店のおやつを購入いただきました。
この場を借りてご縁があってお取引出来た全ての方々へ感謝を述べさせていただきます。

今年1年ありがとうございました。また来年もよろしくお願い致します!

良いお年を
良いお年を

犬の足裏ケアを色々調べてみた

犬の肉球ケアの方法

この時期というか、私は通年ですが、かかとや足裏のひび割れ、手の爪脇の割れ、いわゆる角質のダメージ持ちには特に辛い季節・・・

じゃあお犬様はどうよ、と思い肉球を触ると・・・実は我が家の三黒は意外とつるつる。
♂チームは若干のガサガサ感はありますが私よりはつるつる(←人としてどうよ・笑)
理由は簡単、同居する姉に肉球クリームを渡してあり、犬が姉部屋でくつろいでいたら一日一回塗るように言ってるから。

クリームも色々配合を考え自分でも試しましたが私自身の角質は作っているクリームでは太刀打ちできなかった(これ以上添加すると金額が跳ね上がるし作る過程もかなり難しくなるので、やはりシンプルがベスト)
以前我が家の先代犬が肉球を怪我した際に獣医師にケア方法を聞いたのですが「洗うなら完全に乾かしてね」「石鹸とかシャンプーは使わなくていいから」と。

完全に乾かすのも(例えば外で濡れたりした場合も含む)必ず乾いたタオル等でふき取り。
出来たらドライヤー等で完全に乾かす事。肉球のあいだの皮膚は大変デリケートで薄く、濡れた状態だと雑菌も繁殖しやすくそこから肉球にダメージを与える場合がある(よく足裏を舐める子がいますが肉球よりもその間を舐めとろうとして一緒に肉球も舐めちゃう事が多いそうです)
で石鹸成分なんかも残しやすい。なのであまり使用せずにぬるま湯で汚れを落とし完全に乾かすのが良いと・・・
マリィドライヤーで逃げますが・・・
なのでタオルドライでなるべく水分を残さない様に努力。

そしてこの時期問題なのが「塩化カルシウム」による足裏のダメージ。
これ融雪剤なんですが、札幌ではかなり使われてます。これのアレルギー持ってる子も多いと聞きます。

冬場足裏を気にして舐め舐めをする子は一度肉球とその間をよく見てあげると良いと思います。赤くなっていたりかぶれてたりした場合は獣医さんにGOで。

黒いと分かり辛いですが、明るい所で肉球の間の毛をかき分けて皮膚をみると結構赤味なんかは見えやすいと思います。
肉球

融雪剤などが気になる場合、たらいなどにぬるま湯を張り(足裏部分が浸る深さは必要)少し置いてから足裏をやさしく洗い、シャワーなどでやさしく洗い流す。乾いたタオルなどで良く拭いて出来れば肉球の間の皮膚が乾くようにドライヤーをあて乾かす(犬も人もドライヤーでやけどをしないように気を付けてください)
舐めとりが緩和されない場合は獣医さんに相談してその後のケアを決めるのが良いと思います。

肉球クリームは必要?

肉球クリーム、これ必要不必要論色々ありますが・・・良いと思うなら使って構わないんじゃないかなぁが私の考え方です。
我が家の三黒はクリームを塗る事によって肉球のひび割れが良くなったので良いかなぁ。
で色んなのがでてます。これも飼い主さんが使いやすい好みで・・・

私が作っているのは香りは私自身が不必要と考えたので入れませんし、最低限の保湿出来るものだけでいいと考えているので材料もシンプル。

肉球クリームを付ける際、足裏触られてクリーム塗られるのあんまり好きじゃない子が多いと思います。
慣らすには子犬の頃からマッサージや異変を見つける為にもひっくり返して足裏触ってスキンシップしながら塗ってあげるといいかも。ホールドスティールと言う服従訓練がありますが私が塗る時にはそれをやりながら塗る事にしています。

指でちょんとクリームを置いて
指でちょんとクリームを置いて

指で塗り広げる
指で塗り広げる

手のひらで塗り広げる
手のひらで塗り広げる

舐め取り防止

後、問題に上がるのが「クリームのオイルを舐めとらなければ!」と使命感に燃えて、塗った側から舐めとろうとする子がいます。
我が家ではマリィとスノゥが気になったら気が済むまで舐める気質なので・・・散歩前や食事前に塗ると意外と気がそれます(笑)
散歩前に?と思われるかもしれませんが塗ってから散歩準備して外に出るまでの5分くらいで結構浸透します。なので効果が全くなくなる事はないです。舐めとるよりは全然いいかな?と私は考えます。

食前も気がそれるので食欲旺盛な子にはもってこいですね。あとは塗った後遊んであげたりして気をそらすのも効果的です。
コングなどにおやつをいれて塗った後渡してあげるとそれに夢中になってる間に浸透。
あとはガムとか時間のかかるおやつをあたえたり・・・色々その子の性質にあった気のそらし方があると思います。

滑り止めとしての肉球クリーム?

そういえばたまに聞かれるんですが、足裏クリームに滑り止め効果はあるの?と・・・
床材がフローリングでしたら塗っても滑り止め効果はないと思います。

私が作っているクリームはオイルとワックス成分なので、足裏の滑りが悪くなるとは考えにくいです。
肉球が保湿されてしっとりする事による滑り止め効果ならば多少期待できますが、足腰の弱った老犬の滑り止めでしたらカーペットを敷いたりフローリングに滑り止めのワックスを塗る方が確実です。

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使用しているオイルは精製済みのものです、未精製のオイルは栄養価も成分も精製済の商品より上がりますが、分子が大きく本来の香り等が強くなるため、拒否反応も出やすくなる場合があります。なので肌になじみやすい精製済みのオイルを使っています。

現時点では蜜蝋とホホバオイルのみのシンプルな足裏ワックスのみ販売しています。良かったら一度使ってみてください。
購入ははこちらからどうぞ

肉球クリーム
肉球クリーム

Guyの眼

水晶体亜脱臼と診断を受けキャリアチェンジをする事になったGuy君ですが、今回家庭犬になって初めての検診がありました。

ガイくんカチューシャ
水晶体亜脱臼

以前眼鏡屋にいた私、5年はいたのかな?なので一通り眼の勉強なんぞはしてましたが、勤務してた頃に北海道でも犬の眼科専門病院が出来たりと色々噂や眼科医から話を聞いたりすることはありました。
が、今回初めて眼科専門の病院に行ってきました。通常ですとかかりつけの動物病院からの紹介が一般的です。
私たちは病院に直接予約して、協会から資料を送ってもらう手配をこちらでしてからの受診でした。検査もそうですが機械の発達ってすごいですよね~
レフメーターが手持ち!!のあたりでもうすげえ!!状態(笑)
ノンコン(眼底検査機器)も小型化されてて「わあ~」
私はレフ検査をする時に子供は動くので苦手でしたが、さすが先生と看護師さん、一発!!目が離せないの意味が違う状態で(笑)

私は今回初めて水晶体亜脱臼と言う状態を聞いて調べたのですが、今の状態では経過観察しかない。完全脱臼と言って水晶体が完全に前もしくは後ろに倒れると手術なんですが・・・
この手術も何種類かありこれも調べました。で、協会では以前盲導犬になった子が同じく亜脱臼と言う事で引退したと聞きましたがその子のその後を知りたくても覚えてる方がいらっしゃらず・・・
ただ亜脱臼が必ずしも脱臼につながるとは言い切れない為、ストレスのかかる行為や盲導犬の様なハードな生活に目が付いて行かない場合もあり、事故が起きてからでは遅いので分かった時点で引退もしくはキャリアチェンジ、そして目の病気ですから保険も入れず。動物眼科はやはり機械自体もかなり高額なためなんでしょうね、検査だけなら金額的にもお財布痛いくらいで済みますが、これが通院、手術、予後となった時の金額は・・・
ざっと一度出しましたがきゃー!な金額です。

私たちは最初パピーウォーカーを始める時に「引き取りはしない」と決めていました。実際自宅に来て情が湧いたのもありますが、目の疾患がわかった時点で引き取りを希望しました。
だって障害が出るかもしれない子を引き取ってくれる家庭があるかどうかもわからないし、障害が出た時に最後まできちんと面倒を見てくれない家庭に引き取られる可能性が有ることを考えると「絶対にうちで引き取る!」ってなってしまいました…。
亜脱臼自体も生まれつきなのか、成長によるものなのか、もしくは多頭飼いによる外傷性のものなのか、どれかは全くわかりません。
とりあえず今回の検査では異常がない限り年一の検査を続けることで大丈夫でした。

症状が悪化した場合は眼球の摘出となるので悪化しないよう祈ります。